大田区お役立ち情報

地域に愛されている洗足池。洗足池商店街の歴史と今を歩く

皆さん、こんにちは。大田区議会議員の佐藤なおみです。

2025年8月、残暑が厳しい毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。

わたしの住む大田区には、日々の喧騒を忘れさせてくれる美しい場所があります。そう、豊かな水と緑をたたえる「洗足池公園」です。そして、その公園の玄関口として、訪れる人々を温かく迎え、地域住民の暮らしを支え続けてきたのが、今回ご紹介する「洗足池商店街」です。

はじまりは、行楽客と共に

洗足池商店街の発展は、風光明媚な「洗足池」の歴史と切っても切り離せません。

明治時代、この地は景勝地として知られ始め、特に1923年(大正12年)に関東大震災の被害が少なかったことから、多くの人々が移り住むようになりました。そして決定的な転機となったのが、1927年(昭和2年)の池上電気鉄道(現在の東急池上線)「洗足池駅」の開業 です。

駅ができたことで、都心からのアクセスが飛躍的に向上。洗足池はボート遊びなどを楽しむ人々で賑わう、都内有数の行楽地となりました。その駅前から池へと続く道に、お土産屋さんや飲食店、そして地域に暮らす人々のための商店が自然と集まり、今日の商店街の原型が生まれたのです。まさしく、洗足池商店街は「観光地」と「住宅街」という二つの顔を持って発展してきました。

 

四季の移ろいを感じる、現在の商店街

洗足池商店街振興組合に加盟する約70店舗が軒を連ねる現在の商店街は、落ち着いた、品のある雰囲気が魅力です。

  • 暮らしに寄り添う専門店
    日々の食卓を支える青果店や精肉店はもちろん、こだわりのコーヒー豆を扱う自家焙煎のカフェ、贈答品に選びたい和菓子店など、店主の顔が見える個性豊かな専門店が揃っています。大型店にはない、丁寧な仕事と温かいコミュニケーションがここにあります。
  • 公園散策のお供が見つかる場所
    天気の良い日に公園で楽しむための、美味しいパンやお惣菜、テイクアウトできるドリンクなどを買い求めるのも、この商店街を歩く楽しみの一つです。桜の季節にはお花見のお弁当を、秋には紅葉狩りのお供を探しながら歩く人々で賑わいます。
  • 地域に根差したイベント
    春の桜まつりや秋の「洗足池まつり」と連携したセール、そして歳末の福引など、商店街は地域の季節の催しと共にあります。ただの「お店の集まり」ではなく、地域の文化を担うコミュニティの中心地としての役割も果たしています。

これからの商店街

近年、勝海舟記念館の開館により、歴史散策に訪れる観光客も増え、商店街には新たな活気が生まれています。一方で、他の多くの商店街と同じく、後継者不足などの課題も抱えています。

しかし、この商店街の最大の強みは、何と言っても「洗足池公園」という、他に代えがたい宝物がすぐそばにあることです。

都会の喧騒から離れて、豊かな自然と歴史を感じたい。そう願う人々がいる限り、その玄関口である洗足池商店街は、これからも訪れる人を優しく迎え入れ、地域と共に穏やかな時を刻んでいくことでしょう。

照りつける日差しが少し和らいだ夕暮れ時に、蝉の声を聞きながら、洗足池商店街をゆっくりと散策してみませんか。きっと、心地よい風と、温かい人情に出会えるはずです。

大田区議会議員 佐藤 なおみ

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