※この記事は2026年10月時点の情報です
皆様、こんにちは。大田区議会議員の佐藤なおみです。
10月も下旬になりましたが、台風30号の動向が注目されています。進路の予想には幅があり、関東でも雨や風が強まるおそれがあると報じられています。台風や大雨は、地震と違って「ある程度、前もって近づいてくるのが分かる災害」です。だからこそ、来る前の数日間にどれだけ準備できるかで、被害の大きさが変わってきます。
そこで今回は、大田区で台風・大雨が近づいたときに区民の皆様がやることを、「2〜3日前」「前日」「当日」「通り過ぎた後」に分けたチェックリストにまとめました。区内の土のう置場、避難所の確認方法、2026年5月から変わった警戒レベルの情報、停電やごみ出しの注意まで、大田区・東京都・気象庁などの公式情報で確認できた内容だけをお伝えします。
なお、この記事は特定の台風の進路を予想するものではありません。台風の最新の進路や警報は、必ず気象庁の発表と大田区からの情報で確認してください。
1. 大田区で台風が近づいたら|まず押さえたい5つのポイント
「大田区 台風」で検索された方が一番知りたいことを、最初に短くまとめます。
- 土のうは、区内30か所の土のう置場から連絡なしで持ち出せます。天気が荒れる直前は品薄になることがあるので、早めの準備がおすすめです。
- 避難の目安は「警戒レベル4までに、危険な場所から全員避難」です。2026年5月29日から、気象庁の警報には「レベル」の数字が付き、レベル4相当は「危険警報」という名前になりました。
- 水害のときの避難先は、リスクが低いエリアの親戚・知人宅、ホテルほか、区は「水害時緊急避難場所」を89か所指定しています。
- 避難情報や避難所の開設状況は「大田区防災アプリ」で確認できます。防災行政無線の放送内容は、電話(050-5536-5105、通話料有料)でも聞き直せます。
- ごみは、台風の日はできるだけ出さずに次の収集日まで保管しましょう。出す場合は朝8時までです。
以下、時間の流れに沿って詳しくご説明します。
2. 台風・大雨の前に|大田区の浸水・冠水リスクを知っておく
短時間の大雨で、道路の冠水や中小河川の増水が起こる
大田区は多摩川や東京湾に面し、区内には呑川や丸子川などの中小河川も流れています。区の「大田区の豪雨対策」のページによると、令和7年9月11日には、大田区で初めて「記録的短時間大雨情報」が発表されました。
区の説明では、区内の排水設備の能力はおおむね1時間に50mmの雨に対応したもので、1時間に100mmを超えるような雨が降ると、排水が追いつかずに道路が冠水することがあります。また、2026年6月1日号の区報では、令和7年9月11日の豪雨の際、大雨警報の発表から約30分で、呑川などの水位が避難情報の発令基準に達したと紹介されています。
つまり、大田区の大雨は「様子を見ているうちに一気に危険になる」ことがあるのです。台風が来る前の、天気が穏やかなうちに準備を済ませておくことがとても大切です。
ハザードマップで「自宅のリスク」を確認する
大田区防災ハザードマップの最新版は、令和8年(2026年)2月に発行されています。風水害編には、次の3種類の想定が載っています。
- 多摩川の洪水
- 高潮
- 中小河川・土砂災害・内水氾濫(下水があふれる浸水)
ハザードマップは区のホームページでPDF版を見られるほか、防災危機管理課(本庁舎5階)、区政情報コーナー(本庁舎2階)、各特別出張所で配布されています。ご自宅について、「浸水するか」「どのくらいの深さか」「土砂災害の警戒区域に入っていないか」の3点を、家族で一緒に確認しておきましょう。
大田区の水害リスクと日ごろの備えについては、大田区の水害リスクと備えをまとめた記事でも詳しくご紹介しています。
3. 【2〜3日前】台風が来る前のチェックリスト
台風の予報が出始めたら、まずは家の周りと、情報の入手手段を整えましょう。天気が崩れてからでは、外での作業は危険です。
| チェック項目 | やること・ポイント |
|---|---|
| ハザードマップの確認 | 自宅・職場・学校の浸水の深さ、土砂災害の警戒区域かどうかを確認 |
| 避難先と避難のタイミング | 親戚・知人宅など、安全な避難先を家族で決める。 |
| 「どのレベルの情報が出たら動くか」も決めておく | |
| 防災アプリ・メールの登録 | 大田区防災アプリを入れる。区民安全・安心メールに登録する(登録方法は後述) |
| 排水溝・雨どい・雨水ますの掃除 | 落ち葉やごみで水の流れがふさがっていないか確認し、取り除く |
| ベランダの排水口の掃除 | 排水口が詰まるとベランダに水がたまり、室内に入ることも |
| 家の点検 | 屋根・外壁、ブロック塀や板塀のひび割れ・ぐらつきを確認 |
| 土のう・止水板の準備 | 浸水のおそれがある家は、土のう置場から早めに確保。 |
| 止水板があれば設置手順を確認 | 備蓄の確認 | 飲料水、食料、常備薬、懐中電灯、ラジオ、予備電池などを確認・補充 |
大田区の土のう置場は区内30か所・連絡不要
大田区は、区内30か所に土のう置場を設けています(2026年4月1日更新の区ページより)。台風や大雨への備えとして、区への連絡なしで自由に利用できます。置場の土のうは、区が必要に応じて点検・補充しています。
土のう置場は、大森諏訪公園、萩中公園、西蒲田公園、田園調布特別出張所の敷地内、大田区田園調布水防センターなど、公園や区の施設を中心に区内各地にあります。場所の一覧と地図は、区のホームページ「水害対策に土のうをご利用ください」で確認できます。
利用にあたっての注意点は次のとおりです。
- 台風や大雨が予想されると土のうが不足することがあるため、早めに準備しましょう。
- 土のうの詰め替え用の袋が必要な場合は、お住まいの地域を管轄する地域基盤整備課に連絡します。
- 使った土のうを区が回収することはありません。濡れた土のうは日光で乾かし、土をほぐしてから再利用します。保管は、雨の当たらない風通しのよい場所(庭先や玄関先など)が適しています。
- 土や砂はごみとして出せません。袋(ビニール製・化学繊維製・布製)は可燃ごみとして出せます。
| 地域 | 担当 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 大森地域 | 地域基盤整備第一課 | 03-5764-0631 |
| 蒲田・糀谷・羽田地域 | 地域基盤整備第二課 | 03-5713-2007 |
| 調布地域 | 地域基盤整備第三課 | 03-3726-4303 |
土のうがない場合は、ごみ袋に水を入れた「水のう」や段ボールを使う簡易な方法もあります。ただし、区も説明しているとおり、これは水深が浅い段階での応急的な方法です。また区報では、トイレや流しなどの排水口に水のうを置いて、下水の逆流を防ぐ方法も紹介されています。
止水板設置助成(令和8年度)
何度も浸水の心配がある建物では、出入口に「止水板」を設置しておくと、土のうを積む手間を減らせます。大田区には止水板設置助成があり、令和8年度現在の内容は次のとおりです(区ページ2026年8月25日更新)。
| 種類 | 助成額(個人の場合) | 申請のタイミング |
|---|---|---|
| 止水板設置工事 | 費用の5分の4、上限100万円(区内に住民登録のない個人は上限50万円) | 工事の着手前に申請(交付決定前に工事をすると対象外) |
| 簡易型止水板の購入 | 費用の5分の4、上限25万円 | 購入後すみやかに申請(領収書を保管) |
法人などは助成率が5分の3で、上限額は工事150万円、簡易型20万円です。対象となる区域は、過去に浸水被害があった地域と、ハザードマップの浸水想定区域です。特定のメーカーや業者の指定はなく、簡易型は小売店で購入して自分で設置した場合も対象になります。工事の場合は「先に申請、決定後に工事」の順番を必ず守ってください。問い合わせは建築調整課(03-5744-1308)です。
止水板と土のうの使い分けについては、止水板・土のうについての記事もあわせてご覧ください。
4. 【前日】飛ばされやすい物の片付けと、停電・断水への備え
台風の前日は、「外の物を中へ」「家の中で使う物を手元に」を合言葉に準備しましょう。
| チェック項目 | やること・ポイント |
|---|---|
| ベランダ・庭の片付け | 植木鉢、物干しざお、サンダル、自転車カバーなど、風で飛ばされそうな物を室内へ |
| 排水口の最終チェック | ベランダや玄関前の排水口に落ち葉がないか、もう一度確認 |
| 土のう・止水板の設置 | 浸水のおそれがある家は、玄関や窓などの出入口に設置 |
| 家財を高い場所へ | 浸水のおそれがある場合、家財や食料品を2階などの高い場所へ |
| スマートフォンの充電 | スマートフォンを満充電にし、モバイルバッテリーも充電しておく |
| 停電への備え | 懐中電灯とラジオ、予備の電池を手の届く場所に |
| 断水への備え | 飲み水を確保する |
| 非常持出品 | 貴重品、常備薬、お薬手帳、眼鏡などをまとめておく |
| 家族の連絡方法 | 家族が離れているときの安否確認の方法を決めておく |
| 早めの避難の判断 | 高齢の方、小さなお子さんがいる方、避難に時間がかかる方は、明るいうちの避難も検討 |
窓ガラスが割れると、室内に雨風が吹き込み、飛び散ったガラスでけがをするおそれもあります。窓の近くに大きな家具を置いている場合は、普段から配置や固定を見直しておくと安心です。家具の固定については、家具転倒防止についての記事でまとめています。
5. 警戒レベルと大田区の避難情報|2026年5月から変わった防災気象情報
2026年5月29日から、気象庁の防災気象情報が新しくなりました。大きな変更点は、警報や注意報の名前に「レベル」の数字が付いたことと、警戒レベル4相当の情報が「危険警報」という名前になったことです。たとえば、これまでの「大雨警報」は「レベル3大雨警報」に、「土砂災害警戒情報」は「レベル4土砂災害危険警報」になりました。

区報(令和8年6月1日号)をもとに、気象庁の情報と大田区の避難情報、とるべき行動を表にまとめます。
| 警戒レベル | 気象庁の情報 | 大田区の避難情報 | とるべき行動 |
|---|---|---|---|
| レベル1 | 早期注意情報 | — | 災害への心構えを高める |
| レベル2 | 注意報 | — | ハザードマップでリスクを再確認し、区の避難情報を受け取る手段を確認 |
| レベル3 | 警報(例:レベル3大雨警報) | 高齢者等避難 | 高齢の方や支援が必要な方は危険な場所から避難。ほかの方も避難の準備や自主避難を |
| レベル4 | 危険警報(例:レベル4土砂災害危険警報) | 避難指示 | 危険な場所から全員避難 |
| レベル5 | 特別警報 | 緊急安全確保 | すでに安全な避難が難しい状況。今いる場所より安全な場所(建物の上の階など)へ直ちに移動 |
川の氾濫についての伝え方も変わり、これまでの「洪水警報」「洪水注意報」はなくなりました。大きな河川では「レベル3氾濫警報」などの名前で発表され、「レベル5氾濫特別警報」が新しく設けられています。また、線状降水帯の発生や記録的短時間大雨のような極端な現象は「気象防災速報」として発表されます。
覚えておいていただきたいのは、「レベル5を待たず、レベル4までに必ず避難」ということです。レベル5の段階では、すでに災害が起きているか、差し迫っている状況です。避難は、浸水が始まる前の明るいうちに行うのが基本です。
6. 大田区の避難所・水害時緊急避難場所の確認方法
水害時の避難先は「自分で確保」が原則
大田区のホームページによると、水害のとき大田区で避難の対象となる方は最大で約50万人にのぼると想定されています。区内だけで全員分の避難先を確保することは難しいため、区は原則として、親戚・知人宅や勤務先など、自ら避難先を確保し、早めに避難するよう呼びかけています。
そのうえで、自分で避難先を確保するのが難しい方などが一時的に避難する場所として、区立小中学校など89か所を「水害時緊急避難場所」に指定しています。区は今後、多摩川や中小河川などの水害リスクに応じて、あらかじめ開設する場所を定めて運用するとしています。一覧は区のホームページ「水害時緊急避難場所」で確認できます。
また、自宅にいることに不安を感じる方のために、状況に応じて、各特別出張所(田園調布特別出張所を除く)と田園調布せせらぎ館(体育施設)に、一時的に滞在できる自主避難のスペースが開設されることがあります。避難する前に、必ず開設中かどうかを確認してから向かってください。
地震のときの避難所と水害のときの避難場所は、同じとは限りません。避難場所の調べ方は、緊急避難場所の確認方法の記事でも詳しくご紹介しています。
避難所の開設情報・避難情報の入手先
| 入手先 | 内容・使い方 |
|---|---|
| 大田区防災アプリ | プッシュ通知で区の情報を受け取れる。発令中の避難情報の対象地域、開設中の避難所の状況を地図で確認できる。防災行政無線の放送も原則3日間は音声で再生可能。10言語に対応。 |
| App Store・Google Playで「大田区防災アプリ」を検索(無料・通信料は別) | 大田区防災ポータル | アプリを入れていないスマートフォンやパソコンから、避難情報や気象情報を確認できる | 区民安全・安心メール | 「kumin@anzen.city.ota.tokyo.jp」に空メールを送り、届いたメールの案内に沿って登録。 |
| 防災情報・気象情報・水防情報・防災無線など、受け取りたい情報を選べる(受信料は利用者負担) | |
| 防災行政無線の電話応答サービス | 050-5536-5105に電話すると、放送内容を確認できる(通話料有料) |
| 大田区公式X・LINE公式アカウント | 台風時の避難情報を含む緊急情報を発信 |
| 区のホームページ | 「大田区の豪雨対策」のページに、情報の入手先がまとめられている |
このほか、気象庁の「キキクル」、国土交通省の「川の防災情報」、東京都下水道局の「東京アメッシュ」も、区のページで紹介されています。区は、呑川、丸子川、内川、六郷水門付近に水防監視カメラを設置しており、水位の様子をインターネットで確認することもできます。増水した川を直接見に行くのは大変危険ですので、必ずカメラなどで確認してください。
大雨の台風のとき、防災行政無線は雨風の音で聞き取りにくいことがあります。アプリやメールなど、複数の方法で情報を受け取れるようにしておくと安心です。
7. 自主避難・在宅避難・分散避難の考え方
「避難」というと避難所に行くことを思い浮かべがちですが、水害のときの避難は「安全な場所に身を置くこと」です。状況に合わせて、次のような選択肢があります。
| 避難の種類 | どんな避難か | 向いている方・注意点 |
|---|---|---|
| 分散避難(立ち退き避難) | 親戚・知人宅、勤務先、ホテルなど、自分で確保した安全な場所へ移る | 浸水想定区域に住んでいる方の基本。行き先と移動手段を事前に決めておく |
| 自主避難 | 避難情報が出る前に、自分の判断で早めに避難する | 高齢の方、小さなお子さんがいる方など、避難に時間がかかる方。 |
| 区の自主避難スペースは開設状況を確認してから | 在宅避難(屋内安全確保) | 自宅の上の階など、浸水しない場所にとどまって安全を確保する | 下の3つの条件をすべて満たす場合に限られる |
東京都の防災ホームページに掲載されている検討資料では、浸水想定区域内でも自宅にとどまれるのは、次の3つの条件をすべて満たす場合とされています。
- 居室が、想定される浸水の深さよりも高い位置にある
- 家屋が流されるおそれのある区域の外にある
- 浸水が続く時間が3日未満で、水が引くまで備蓄などで対応できる
ひとつでも当てはまらない場合は、自宅から離れて避難するのが原則です。大田区も、屋内で上の階に移る「屋内安全確保」を避難行動のひとつとしつつ、基本は危険な区域から安全な場所へ移る「立ち退き避難」だとしています。在宅避難を選ぶ場合も、飲み水・食料・トイレ・照明の備えが欠かせません。
区は、家族で「いつ」「誰が」「何をするか」を時系列で整理する「マイ・タイムライン」づくりも勧めています。台風の前に、ぜひご家族で話し合ってみてください。
8. 【当日】大雨・強風のときの過ごし方
| チェック項目 | やること・ポイント |
|---|---|
| 不要な外出をしない | 強風で物が飛んでくることも。 |
| 外の片付けは前日までに | 情報をこまめに確認 | 防災アプリ、テレビ、ラジオ、気象庁の情報で、警戒レベルと区の避難情報を確認 | レベル3で準備・移動開始 | 高齢の方や支援が必要な方は避難を開始 | レベル4までに避難 | 危険な場所にいる方は全員避難 | 逃げ遅れたら上の階へ | 屋外への移動が危険なときは、建物の上の階へ(垂直避難) | 冠水した道路を避ける | 川や斜面から離れた道を通る |
冠水した道路・地下は特に危険
道路が冠水すると、足元のマンホールや側溝が見えなくなります。区報でも、浸水が始まったら、浸水の想定より高い場所に移ること、屋外や地下にいる場合は安全な建物の上の階へ向かうこと、川や斜面から離れた道を通ることが呼びかけられています。冠水した道路に車や徒歩で入らない、大雨のときは地下の空間に近づかないことを心がけてください。
家族の安否確認には、大田区防災アプリのコミュニティ機能も使えると区報で紹介されています。
9. 大田区の台風時のごみ出しの注意
大田区のホームページ「風水害時のごみ出しについて」(2026年7月7日更新)では、次のように案内されています。
- 大雨や強風で資源やごみが散乱することがあるため、可能な範囲でごみ出しを控え、次の収集日まで保管してください。
- 収集時間が大幅に変わることがあります。出す場合は朝8時までに集積所へ出してください。
- 台風の進路は、気象情報で確認してください。
ごみ出しについての問い合わせは、ごみ減量推進課(03-5744-1628)です。浸水で出たごみの出し方は、後ほど「台風が過ぎた後」の章でご説明します。
10. 大田区で停電したときの連絡先
台風では、強風で電線が切れたり、倒木が電線にかかったりして停電が起こることがあります。停電したときは、まず東京電力パワーグリッドの「停電情報」のサイトで、ご自宅の地域の停電状況を確認しましょう。
| 連絡方法 | 連絡先 | 受付時間 |
|---|---|---|
| 電話 | 0120-995-007 | 停電など緊急の場合は24時間(通常の問い合わせは9時〜17時、日・祝・年末年始を除く) |
| 電話(0120が使えない場合) | 03-6375-9803 | 同上 |
| webチャット・LINEチャット | 東京電力パワーグリッドのホームページから | 24時間 |
台風のときは電話がつながりにくくなることがあります。停電情報のサイトやチャットも活用してください。また、切れて垂れ下がった電線には絶対に近づかず、触らないようにしましょう。停電中は、懐中電灯やモバイルバッテリーが頼りになります。前日までの充電を忘れずに。
11. 台風が過ぎた後|浸水被害のり災証明と片付けの注意
片付けの前に、被害の写真を撮る
台風が過ぎたら、まずは家の周りの安全を確かめましょう。浸水などの被害があった場合、片付けや修理を始める前に、被害の様子を写真に撮っておくことがとても大切です。この写真が、り災証明書の申請などで必要になります。区のホームページでは「被害状況写真の撮影方法」も公開されています。
り災証明書・被災証明書の申請
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| り災証明書 | 住まい(住家)の被害の程度を証明するもの |
| 被災証明書 | 住家以外(店舗、車、門扉、カーポートなど)の被害を届け出たことを証明するもの |
| 申請先 | 住所地を担当する特別出張所。オンライン(電子申請フォーム)でも申請可 |
| 必要なもの | 申請書、本人確認書類、被害の程度がわかる写真など(代理人の場合は委任状。同居の家族は不要) |
| 手数料・期限 | 無料。 |
| 申請期限はないが、被害との因果関係が分からなくなる前の早めの申請を | 問い合わせ | 地域力推進課(03-5744-1222) |
大田区には「小規模災害被災者に対する支援制度」があり、令和8年度版の案内では、床上浸水や床下浸水などの被害を受けた世帯への見舞金、住まいを失った方への一時的な宿泊施設の提供、税や保険料の減免・徴収猶予などが紹介されています。対象や金額は被害の程度によって異なりますので、住所地の特別出張所にご相談ください。
浸水で出たごみの出し方
- 可燃ごみ・不燃ごみ・プラスチック・資源は、原則として通常の収集日に集積所へ。できるだけ分別をお願いします。
- 粗大ごみは、通常と出し方が異なります。予約方法や出す場所、費用は、地域の被災状況に応じて区からその都度案内されます。決められた場所以外に出すと、緊急車両の通行の妨げや火災のおそれがあります。
- エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機は区では回収できません。家電リサイクル受付センター(0570-087-200、土日祝日を除く9時〜17時)へ問い合わせます。
- 被災で一度に多量に出るごみや粗大ごみは、ごみ処理手数料が免除される場合があります(原則としてり災証明が必要)。事前に清掃事務所へ連絡してください。
| 清掃事務所 | 電話番号 |
|---|---|
| 大森清掃事務所 | 03-3774-3811 |
| 蒲田清掃事務所(調布地区) | 03-6459-8201 |
| 蒲田清掃事務所(蒲田地区) | 03-6451-9535 |
浸水した家の消毒・各種相談
浸水した住宅の消毒については、生活衛生課 環境衛生担当(03-5764-0694)に相談できます。床上浸水があった住宅には、希望すれば消毒液が配布されます。また、区の「小規模災害」の支援制度の案内では、弁護士などによる区民向け専門相談(広聴広報課 広聴担当 03-5744-1135)も紹介されています。
片付けの際は、泥やほこり、割れたガラスなどからけがをしないよう、手袋や長靴、マスクを身につけ、こまめに休憩と水分補給をとりながら、無理のない範囲で進めてください。
12. まとめ|大田区の台風・大雨は「来る前の準備」で被害を減らせる
最後に、この記事のポイントを振り返ります。
- 大田区は、短時間の大雨で道路の冠水や中小河川の急な増水が起こることがあります。ハザードマップで自宅のリスクを確認しましょう。
- 2〜3日前には、排水溝・ベランダの掃除、土のうの確保(区内30か所・連絡不要)、避難先と避難のタイミングの話し合いを。
- 止水板設置助成は、個人は費用の5分の4(工事上限100万円・簡易型上限25万円)。工事は着手前の申請が必要です。
- 前日には、飛ばされやすい物の片付け、スマートフォンとモバイルバッテリーの充電、停電・断水への備えを。
- 2026年5月29日から、警報に「レベル」が付き、レベル4相当は「危険警報」に。レベル4までに危険な場所から全員避難です。
- 水害時の避難先は、親戚・知人宅などを自分で確保するのが原則。難しい方のために水害時緊急避難場所が89か所あります。開設状況は防災アプリで確認を。
- 台風の日のごみ出しは控え、出す場合は朝8時まで。停電時は東京電力パワーグリッド(0120-995-007)へ。
- 被害を受けたら、片付けの前に写真を撮り、り災証明書を申請しましょう。
台風は、進路や強さの予報が日々変わります。最新の進路や警報は気象庁の情報で、避難情報や避難所の開設状況は大田区からの情報で、必ずご確認ください。何事もなく通り過ぎれば「備えが無駄になった」のではなく、「次の台風への準備ができた」と考えていただければと思います。
私は議員1年目には「こども文教委員会」、現在は「健康福祉委員会」に所属しています。災害のときには、ご高齢の方、障がいのある方、小さなお子さんのいるご家庭など、避難に支えが必要な方ほど大きな影響を受けます。区民の皆様が安心して暮らせる大田区であるよう、これからも防災についての声に耳を傾けていきたいと思います。お隣やご近所同士で、声をかけ合っていただけたら幸いです。
大田区議会議員 佐藤 なおみ
参考(公式)
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