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外国にルーツのある家庭への支援|大田区の多言語相談窓口と子どもの日本語サポート(日本語教室・日本語学級)

大田区議会議員 佐藤なおみ

大田区議会議員 佐藤なおみ
元シングルマザーとして、暮らしの声を区政に届けます。
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皆様、こんにちは。大田区議会議員の佐藤なおみです。いつも大田区政へのご協力に感謝しております。

大田区には、令和8年10月1日現在で3万5,739人の外国人住民の方が暮らしています。区民のおよそ21人に1人にあたります。羽田空港を抱え、ものづくりの町工場が集まる大田区は、昔からさまざまな国の人が働き、子育てをしてきた国際都市です。

一方で、「子どもが日本語をわからないまま学校に入って大丈夫か」「役所の書類が読めない」「困ったときにどこに相談すればいいのか」といった不安を抱えるご家庭も少なくありません。また、日本国籍であっても、海外から帰国した子どもや、親のどちらかが外国出身の家庭など、「外国にルーツのある子ども」は年々増えています。

この記事では、大田区の公式情報をもとに、外国にルーツのある家庭が使える多言語の相談窓口と、子どもの日本語サポートをまとめました。ご近所や職場に外国出身の方がいる方も、ぜひ知っておいてください。

まず結論|大田区で使える主な支援

  • 大田区多言語相談窓口:英語・中国語・タガログ語・ネパール語・ベトナム語などで生活相談。無料・予約不要(電話03-6424-4924、おおた国際交流センター Minto Ota)
  • 弁護士による専門家相談:第1・第3日曜日、無料・事前予約制
  • 学校に入る前の日本語教室:「おおたこども日本語教室」(無料)
  • 学校に入ってからの日本語サポート:指導員が学校に来る「日本語特別指導(初期指導)」と、蒲田小学校・蒲田中学校の「日本語学級」
  • 学習支援:外国につながりのある小中学生の宿題や日本語学習をボランティアがサポートする「こども学習支援教室」(無料)

困ったときは「大田区多言語相談窓口」へ

日常生活で困ったことやわからないことがあったときは、蒲田駅近くのおおた国際交流センター(Minto Ota)にある大田区多言語相談窓口に相談できます。相談は無料・予約不要です。

  • 場所:おおた国際交流センター(Minto Ota)大田区蒲田4-16-8 2階
  • 時間:午前10時から午後5時
  • 電話:03-6424-4924(窓口に来るほか、電話やメールでも相談できます)
  • 言語:英語、中国語、タガログ語、ネパール語、ベトナム語

対応できる言語は曜日や時間によって異なりますが、相談員がいない日も、多言語通訳タブレットや翻訳機を使って対応してくれます。さらに、ヒンディー語、韓国語、タイ語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ロシア語、インドネシア語なども、通訳タブレットで対応できます。

弁護士による専門家相談

一般相談では対応できない専門的な内容は、弁護士に無料で相談できます。

  • 日時:第1・第3日曜日 午後1時から午後5時
  • 言語:英語、中国語、タガログ語
  • 申込み:事前予約制(多言語相談窓口へ)

東京都の多言語相談

東京都も、外国人の方の生活相談を多言語で受け付けています。「東京都多言語相談ナビ(TMCナビ)」では、多くの言語で生活の困りごとを無料で相談できます。電話番号や受付時間は変更されることがあるため、東京都のホームページで最新の情報を確認してください。

外国籍の子どもも区立学校に通えます

日本の法律では、外国籍の子どもの保護者には就学義務はありません。しかし、国の方針により、外国籍の子どもも希望すれば、日本人の子どもと同じように公立の小中学校に無償で通うことができます。授業料や教科書は無料です(学用品などは、日本人の家庭と同じように負担があります)。

「日本語がまだ話せないから」と入学をためらう必要はありません。後で紹介するように、大田区には日本語のサポートがあります。入学の手続きは区の学務課が担当しています。日本に来たばかりの方や、転入してきた方は、早めに相談してください。

また、児童手当や子ども医療費助成、乳幼児健診などの子育て支援も、国籍に関係なく、それぞれの制度の要件を満たせば利用できるものが多くあります。わからないことは、多言語相談窓口で通訳を通して確認できます。

子どもの日本語サポートは3段階

大田区の子どもの日本語サポート3段階(おおたこども日本語教室・日本語特別指導・日本語学級)

日本語がまだ十分でない外国籍の子どもや、海外から帰国した子どものために、大田区は段階に応じた日本語サポートを用意しています。

1. 学校に入る前:おおたこども日本語教室

区立学校に入る前の子どもが、ひらがな・カタカナ・漢字の読み書きや、学校生活・日常生活で使う言葉を学ぶ教室です。国際都市おおた協会(GOCA)が実施しています。

  • 対象:大田区在住で、日本語が不自由なため区立学校に入っていない外国籍などの子ども(学齢期の子ども、または小学校入学の半年前から入学までの子ども)
  • 場所:おおた国際交流センター(Minto Ota)
  • 日時:Aクラス(月・火・木 午前9時〜正午)、Bクラス(火 午後1時〜4時、水・金 午前9時〜正午)から選べます
  • 費用:無料
  • 期間:入室した月から原則3か月以内

区の案内では、この教室は区立小中学校に通う前に利用するもので、区立学校に通い始めてからは利用できないとされています。

2. 学校に入ってから:日本語特別指導(初期指導)

区立小中学校に通い始めたら、指導員が在籍している学校に来て、生活に必要な日本語を教えてくれます。指導時間は最大60時間で、必要に応じてさらに20時間延長できます(合計で最大80時間)。まずは、通っている学校の先生に相談してください。

3. 日本語学級(蒲田小学校・蒲田中学校)

大田区には、東京都教育委員会の認証を受けた日本語学級が、小学校・中学校に1校ずつあります。授業についていくための「学習言語」としての日本語や、生活習慣の習得をめざします。

  • 設置校:蒲田小学校(大田区蒲田1-30-1)、蒲田中学校(大田区蒲田1-12-5)
  • 通い方:在籍している学級から日本語学級に通って指導を受けます。ほかの学校からは、週1〜2日程度通います(小学生がほかの学校から通う場合は、原則として保護者の送り迎えが必要)。
  • 期間:原則2年間
  • 申込み:まず在籍校の先生に日本語特別指導(初期指導)の相談をし、その後、日本語学級を希望する場合も在籍校の先生に相談します。

宿題や勉強のサポート|こども学習支援教室

国際都市おおた協会(GOCA)は、区立小中学校に通う外国につながりのある子どもを対象に、こども学習支援教室を開いています。ボランティアの先生と一緒に、学校の宿題や教科書の音読、漢字の練習などに取り組みます。参加は無料です。

学習だけでなく、日本の文化や季節の行事、ゲームなどの体験活動もあり、子どもが安心して過ごせる居場所にもなっています。令和6年度からは、Minto Otaだけでなく地域の施設に出向いて開く「出張型」の教室も始まりました。夏休みには、宿題をサポートする「夏休み学習教室」も開かれています。募集時期は回によって異なるため、GOCAのホームページで最新の情報を確認してください。

ご家庭でできること・知っておきたいこと

  • 母語も大切に:家庭では、親子が一番伝え合える言葉で話すことが、子どもの心の安定と考える力の土台になります。日本語の習得と母語は、どちらかを選ぶものではありません。
  • 学校からのお便りがわからないとき:遠慮せずに学校の先生や多言語相談窓口に相談しましょう。
  • 防災の備えを:大田区は多摩川や海に面し、地震や水害への備えが欠かせません。お住まいの地域の避難場所や、災害時の家族の連絡方法を確認しておきましょう。わからないことは、多言語相談窓口で聞くことができます。
  • 地域とつながる:Minto Otaでは、日本語教室や多文化交流のイベントも開かれています。同じ国の出身者や、地域の日本人と知り合うきっかけにもなります。

地域の皆さんへ

外国にルーツのある家庭が孤立しないためには、地域の皆さんの何気ない声かけが大きな力になります。ゴミの出し方や防災訓練、町会の行事など、日本で暮らすうえでの「当たり前」は、外国出身の方にとってはわかりにくいものです。困っている様子の方がいたら、多言語相談窓口を教えてあげてください。

また、日本語ボランティアや学習支援ボランティアとして活動する道もあります。GOCAでは学習支援ボランティアの養成講座も開かれています。

よくある質問

Q. 日本語がまったく話せなくても相談できますか?
A. はい。大田区多言語相談窓口では、相談員や通訳タブレットを使って、さまざまな言語で相談できます。無料・予約不要です。

Q. 海外から帰国した日本国籍の子どもも、日本語サポートを受けられますか?
A. はい。区の日本語サポートは、日本語能力が十分でない外国人児童・生徒だけでなく、帰国児童・生徒も対象です。

Q. 日本語学級はどの学校からでも通えますか?
A. 蒲田小学校・蒲田中学校以外の学校からも通級できます。週1〜2日程度、在籍校から通います。まずは在籍校の先生にご相談ください。

まとめ

大田区には3万5千人を超える外国人住民の方が暮らし、外国にルーツのある子どもたちも、学校や地域でともに育っています。言葉の壁は、本人の努力だけでは越えられないこともあります。多言語相談窓口や日本語サポート、学習支援教室など、区や地域の支援をぜひ活用してください。

私は、国籍や言葉の違いにかかわらず、すべての子どもが安心して学び、すべての家庭が地域の一員として暮らせる大田区をめざして、多文化共生の取組を区政の場で進めてまいります。お困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。

大田区議会議員 佐藤 なおみ

※記載の内容は、大田区「住民基本台帳による大田区の世帯と人口(令和8年10月1日現在)」、「外国人のための相談窓口」(2026年4月22日更新)、「大田区多言語相談窓口」(2026年6月5日更新)、「外国人児童・生徒および帰国児童・生徒の日本語サポート」(2026年6月11日更新)、「日本語学級」、国際都市おおた協会(GOCA)「こども向け日本語講座」の情報にもとづいています。最新の情報は各ホームページでご確認ください。

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