皆様、こんにちは。大田区議会議員の佐藤なおみです。いつも大田区政へのご協力に感謝しております。
首都圏では、住宅をねらった強盗や空き巣の事件が相次いでおり、「自宅の防犯をしっかりしておきたい」というご相談を多くいただくようになりました。とはいえ、防犯カメラや補助錠をそろえると、それなりの費用がかかります。
そこで知っておいていただきたいのが、大田区の「住まいの防犯対策緊急補助金」です。防犯カメラやカメラ付きインターホン、補助錠などを購入・設置した費用の4分の3(上限3万円)が補助されます。申請期限は令和8年12月28日(月)です。この記事では、対象者や対象品目、申請方法、そして申請で失敗しないための注意点をまとめました。
まず結論|大田区の防犯補助金のポイント
- 対象者:大田区に住民登録があり、その住所に住んでいる世帯主(またはそれに準ずる方)。1世帯1回限り
- 補助額:購入・設置費用の4分の3(1,000円未満切り捨て)、上限3万円
- 対象品目:令和8年4月1日以降に購入・設置した、防犯カメラ・カメラ付きインターホン・補助錠など12品目
- 申請期間:令和8年4月1日から12月28日まで(郵送は当日消印有効)
- 申請方法:ウェブ申請または郵送。郵送先は区役所ではなく「大田区住まいの防犯対策補助センター」
対象になる人
申請日の時点で大田区に住民登録があり、その住所に住んでいる世帯主が対象です。世帯主が入院中や長期出張中などで本人が申請できない場合は、同じ世帯の方が、理由を書いた申出書を出して「世帯主に準ずる方」として申請できます。
注意したいのは次の2点です。
- 申請は1世帯1回限りです。複数の品目をまとめて1回で申請します。
- 令和7年度に、世帯の誰かがこの補助金(都内のほかの自治体による同じ種類の補助金を含む)を受けている場合は、対象外になります。
補助される金額

補助額は、防犯機器等の購入・設置にかかった費用の総額の4分の3です(1,000円未満は切り捨て)。上限は3万円で、複数の品目を申請しても上限は変わりません。
たとえば、費用の合計が2万円なら補助は1万5,000円、4万円なら3万円です。費用が4万円を超えると、補助はいずれも上限の3万円になります。
対象になる12品目

令和8年4月1日以降に購入・設置が完了した、次の12品目が対象です。複数の品目を組み合わせて申請できます。品目ごとに細かい条件があるので、購入前に区のホームページで確認しておくと安心です。
- 家庭用防犯カメラ:屋外を映し、外から存在がわかるもの。器具や両面テープなどで固定され、簡単に動かせないもの
- カメラ付きインターホン
- 面格子
- 防犯フィルム
- 防犯性能の高い錠や補助錠の取付け・交換
- サムターンカバー
- ドアガードプレート
- ガラス破壊センサー
- 防犯砂利
- センサーアラーム:発光や警告音で侵入者を威嚇し、機器自体に侵入防止効果があるもの(侵入を知らせるだけの機器は対象外)
- センサーライト:人の熱や動き、音を感知して自動で点灯するもの(暗くなると点くだけのものは対象外)
- 防犯ガラス:合わせガラス、または合わせ複層ガラス(ただの複層ガラス・二重窓は対象外)
対象にならないもの
区は、次のようなものは補助の対象外としています。
- マンションのエントランスや自転車置き場など、共同住宅の共用部分に付ける機器
- 住宅に併設された店舗や事務所部分に付ける機器
- 車や自転車など、持ち物を守るための機器
- 自分で取り付けた場合の部材・材料費(両面テープ、延長コード、配線費用など)。設置費用が対象になるのは、専門業者が設置した場合だけです
- 工事費のうち、撤去にかかる費用
- スマートロック(利便性向上の機器として扱われます。条件を満たせばサムターンカバーとして対象になる場合があります)
- 後付けのソーラーパネルや追加の記録メディアなど、機器の作動に必須ではない、機能を高めるために追加で買った関連機器
申請の方法
申請は、ウェブ申請か郵送で行います。期限は令和8年12月28日(月)(郵送は当日消印有効)です。ウェブ申請のフォームは12月29日以降はアクセスできなくなります。
- ウェブ申請:区のホームページの申請フォームから申請します。
- 郵送:〒330-9799 さいたま新都心郵便局 私書箱150号「大田区住まいの防犯対策補助センター」宛て。郵送先は大田区役所ではありませんので注意してください。
申請書類は区のホームページからダウンロードできるほか、防災危機管理課(本庁舎5階12番窓口)と各特別出張所でも配布しています。
申請から振込までの流れ
- 防犯機器等を購入・設置する(令和8年4月1日以降に完了したもの)
- 領収書を受け取り、設置状況の写真を撮る
- 必要書類をそろえて、ウェブまたは郵送で申請する
- 審査のあと、補助金が指定の口座に振り込まれる
購入より前に申請する必要はありません。まず設置してから、期限までに申請する流れです。12月28日の期限が近づくと申請が集中することも考えられますので、設置が済んだら早めに申請しましょう。
必要な書類
- 交付申請書兼請求書(第1号様式)※原本
- 誓約書(第2号様式)※原本
- 領収書等の写し(申請者本人の氏名、製品名・型番、設置工事の内容、購入日・施工日、金額、領収日などが書かれたもの)
- 防犯機器等の内容がわかるカタログ・パンフレット等の写し
- 防犯機器等の設置状況がわかる写真
- 振込先口座がわかる書類の写し(申請者本人名義の通帳やキャッシュカードなど)
- 申請者の身分証明書の写し(ウェブ申請の場合のみ)
- 申出書(第3号様式)(世帯主に準ずる方が郵送で申請する場合のみ)
申請で失敗しないための注意点
区は「領収書の不備が多くなっている」と注意を呼びかけています。申請の前に、次の点を必ず確認してください。
- 3つの名前が同じか:申請者の氏名、領収書の宛名、振込先口座の名義が一致している必要があります。家族の名前で買ったものは対象になりません。
- 領収書に商品名があるか:「工事設置費一式」だけではなく、「商品名+取付工事費一式」のように書かれた領収書が必要です。
- 支払ったことがわかる書類か:請求書や納品書では不可です。通販で買った場合は、領収書が出せるか事前に確認しましょう(Amazonで購入した場合の取り扱いは区のFAQに説明があります)。
- 振込先の金融機関:東京都・特別区の指定金融機関の普通預金・当座預金に限られます。
- 設置後の写真を撮っておく:取り付けたら、すぐに設置状況の写真を撮っておきましょう。
どれを付ける?防犯のポイント
空き巣などの侵入犯は、「入りやすく、見つかりにくい家」をねらうといわれます。補助金を使うなら、次の考え方で選ぶと効果的です。
- まずは玄関と窓の「鍵」:補助錠を付けて「ワンドア・ツーロック」にしたり、サムターンカバーで鍵を内側から回されにくくしたりすると、侵入に時間がかかり、あきらめさせる効果があります。
- 窓ガラスを守る:防犯フィルムや面格子、ガラス破壊センサーは、窓からの侵入対策になります。
- 「見られている」と思わせる:防犯カメラやセンサーライト、防犯砂利(踏むと大きな音がする砂利)は、犯人が嫌がる「人目」と「音」と「光」をつくります。
- 訪問者を確認する:カメラ付きインターホンなら、ドアを開けずに相手を確認でき、録画できるものもあります。
もちろん、機器だけでなく、外出時やゴミ出しなど短い時間でも必ず鍵をかけること、知らない人が訪ねてきたらドアを開けずにインターホンで対応することも大切です。ご近所どうしであいさつを交わし、見慣れない人や車に気づいたら声をかけ合うことも、まち全体の防犯力を高めます。
離れて暮らす親の家こそ見直しを
高齢の方だけで暮らしている家は、犯罪グループにねらわれやすいといわれます。電話で資産状況を聞き出したり、業者を装って家の様子を下見したりする手口も報じられています。離れて暮らすご家族がいる方は、親御さんの家の鍵や窓、インターホンを一度一緒に確認してみてください。
補助金の申請は、世帯主本人が行うのが原則です。書類の準備や写真の撮影など、ご家族が手伝ってあげると安心です。また、電話を使った詐欺への対策として、大田区では65歳以上の方に自動通話録音機の無料貸出しも行っています(関連記事「大田区の特殊詐欺対策」をご覧ください)。
よくある質問
Q. 賃貸住宅でも申請できますか?
A. 区内に住民登録があり、その住所に住んでいる世帯主であれば対象です。ただし、マンションの共用部分に付ける機器は対象外です。工事をともなう場合は、事前に大家さんや管理会社に確認しましょう。
Q. 自分で取り付けた防犯カメラも対象ですか?
A. 機器本体は対象になります。ただし、自分で取り付けたときの両面テープや延長コードなどの部材・材料費は対象外です。
Q. すでに今年の春に防犯カメラを買いました。対象になりますか?
A. 令和8年4月1日以降に購入・設置が完了したものであれば対象です。領収書など必要な書類がそろっているか確認し、12月28日までに申請してください。
Q. 個別の商品が対象になるか、区に問い合わせできますか?
A. 区は、個別の商品が対象になるかどうかや、審査の進み具合にはお答えできないとしています。区のホームページのFAQ(よくある質問)で確認してください。
まとめ
住まいの防犯は、「自分の家は大丈夫」と思わずに、できることから備えることが大切です。大田区の住まいの防犯対策緊急補助金を使えば、費用の4分の3、最大3万円の補助を受けて防犯機器をそろえることができます。申請期限は12月28日です。年末は何かと忙しくなりますので、早めの準備をおすすめします。
私は、区民の皆様が安心して暮らせるまちづくりのため、地域の防犯対策の充実に取り組んでまいります。お困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。
大田区議会議員 佐藤 なおみ
※記載の内容は、大田区「令和8年度大田区住まいの防犯対策緊急補助金」(2026年9月14日更新)の情報にもとづいています。最新の情報や詳細なFAQは区のホームページでご確認ください。
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